現在、医療機関や診療所、病院で閉院や倒産する事態が生じています。物価高や賃金の上昇などが原因とされており、この状態が続けば近い将来、医療機関はさらに減少し、適切な治療が受けられなくなることも考えられます。
国民医療を守る会は、喫緊の課題を解決するための決議をとりまとめ、12月4日(木)に高市総理大臣に決議文を手渡しました。高市総理大臣からは「令和8年度診療報酬改定でしっかり取り組みたい」との話がありました。医療機関の安定した経営と、国民の皆さまの健康を守るためにも、令和8年度の診療報酬改定に向けて、全力で取り組みます。
■決議文に盛り込んだ対応について
・公定価格で運営されている医療機関等において、経営の安定、離職防止、人材確保が図れるよう、他産業にひけをとらない賃上げが可能となる環境を整えること
・令和7年度補正予算に盛り込まれた、医療機関に対する財政支援をすみやかに行うこと
・令和8年度予算編成における次期診療報酬改定について、この二年間の物価・賃金増を反映すると共に、物価賃金の影響を勘案した上で、今後二年間の物価賃金動向、医療の技術革新、高齢化に対応した大幅なプラス改定とすること
・OTC類似薬の保険給付の見直しは、安全性、有効性、経済性の面で国民への負担や不利益を踏まえ、検討を行う際には慎重に行うこと
#田村憲久 #国民医療を守る議員の会 #決議文

